ルイ14世治世のフランスは、ハプスブルグ家との厳しい戦いを制して、フランス史に残る絶対王政を築きつゝあった。しかし、繰り返される戦費調達は、既得権者や国民の多くを占める平民に耐え難い重税を課す事によって、推し進められた。それに対して王侯貴
族は、封建貴族から宮廷貴族へと変容する過程であり、御恩と奉公によって成り立つ自らの武力を放棄し、王からの寵愛と国家に於ける役割を受けていた。
国内の敵よりも、国外の敵に対する注意が強調される事に拠って、国王軍の拡大が周辺国への脅威となり、何時しか昨日の友が今日は敵となっているそんな時代に、ルーブル宮やシャイヨー宮、更にはベルサイユ宮にて人の欲望に限りのない、そんな出来事が起きていた。
ルイ14世と彼の部下達は如何に対処したのか、見て行く事にしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 21:28:27
18202文字
会話率:55%
魂を奪われ魔物に喰われた公爵令嬢は、最強の英雄に入れ替わり復讐を遂げる。
フィスカ王国はもともと弱小国だったが、この100年間で強大な国へと変貌を遂げた。その変化は、軍神の寵愛を受け、戦に勝ち続ける魔術と戦術の才能を持つイグニティス家と、
精霊の加護を受けて国に豊穣をもたらすアネスファル家の二大貴族の台頭によるものである。
二大貴族の力の増大に伴い、王家は形骸化し、国の実質的な支配者となったのはイグニティス家とアネスファル家であった。そんな中、イグニティス家のピレ(スフィレピアレイ)とアネスファル家のモモ(モリエール)の婚約話が持ち上がった。
ピレとモモが結婚し、二大貴族が結びつくことによって新たな王家が誕生することを恐れた現王家は、禁忌である魔の力に手を出した。サキュバスと契約を結び、ピレを洗脳して第三王子の虜にした。
かくして、ピレは第三王子との婚約を強く望み、実質人質として王宮での生活を始めた。初めは魔法がいつか解けることを恐れた王家はピレを大切に扱ったが、サキュバスの呪縛が永遠に魂を蝕むことを知ると、次第に彼女をぞんざいに扱うようになった。
家族や王家が知らぬ間に、ピレの魂はサキュバスに蝕まれ、やがて消滅してしまった。この悲劇を憐れんだイグニティス家の軍神ニグリールは、死後の世界、戦死者の館に赴き、初代イグニティス公爵アラールリリィにピレの運命を告げた。
ピレの悲劇と、かつて勝利に導いた王家の裏切りを知ったアラールリリィは怒りに身を燃やし、ニグリールの力で自らの魂をピレに捧げた。これにより、ピレの抜け殻となった身体はリリィの魂で復活し、彼女は王家への復讐を誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:51:13
18765文字
会話率:45%
ある晩のこと、ワーキングプアの俺はいつものように眠りについた。ところが翌朝、目が覚めたのは異世界だった。しかも俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。国王になったから酒池肉林のヒャッハーかと思えば、そんな甘い期待は瞬時に崩壊
。ここは斜陽国家のアルカナ王国。ご多分に漏れず国家財政は火の車。外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。妹のキャサリンに脳筋女戦士レイラ、エルフやドワーフも登場して大騒ぎ。俺はアルカナ王国を復興させて弱肉強食の中世異世界を生き残ることができるのか。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 20:03:49
332901文字
会話率:58%
戦国大名の若君・斎藤新九郎は大地震にあって崖から転落――――気付いた時には、剣と魔法が物を言い、魔物がはびこる異世界に飛ばされていた。
「これは神隠しか?」
戸惑いつつも日本へ帰る方法を探そうとする新九郎
ところが、今度は自分を追
うように領地までが異世界転移してしまう。
家臣や領民を守るため、新九郎は異世界での生き残りを目指すが周囲は問題だらけ。
領地は魔物溢れる荒れ地のど真ん中に転移。
唯一頼れた貴族はお家騒動で没落寸前。
敵対勢力は圧倒的な戦力。
果たして苦境を脱する術はあるのか?
かつて、日本から様々なものが異世界転移した。
侍 = 刀一本で無双した。
自衛隊 = 現代兵器で無双した。
日本国 = 国力をあげて無双した。
では、戦国大名が家臣を引き連れ、領地丸ごと、剣と魔法の異世界へ転移したら――――?
【新九郎の解答】
国を盗って生き残るしかない!(必死)
【ちなみに異世界の人々の感想】
何なのこの狂戦士!? もう帰れよ!
戦国日本の侍達が生き残りを掛けて本気で戦った時、剣と魔法の異世界は勝てるのか?
これは、その疑問に答える物語。
異世界よ、戦国武士の本気を思い知れ――――。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 19:07:09
385484文字
会話率:52%
ギミナジウス国のセド(競売)は国の許可印さえあればなんでも売れる。「クニウリマス」ある日国が売りに出された。誰が出したかは分からない。色に溺れた暴君は言った。「面白い、売ってやろう」その一言で、前代未聞のセドが始まった。
参加者は、大貴族ラ
オスキー卿に、国一番の大商人ニリュシード、領土拡大を狙うマルドミ帝国のタラシネ皇子、そしてセドを営む外国人少女ハル・ヨッカーとその後見のブロード・タヒュウズ。
それぞれがそれぞれの思惑を抱え、陰謀×友情×正義×愛がせめぎ合う。
これは、決して歴史に残されることのなかった、或る王とその周囲の真実の物語。
※群像推理劇ちょっぴり恋愛風味のお話を目指しています。
※カクヨム、アルファポリスにも掲載中。
※残酷描写・流血描写あります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:37:57
174620文字
会話率:50%
孤児が夢見た世界を創り出す物語。
剣に魔法に王に貴族にギルド、
亜人、魔人、魔女、巨人、吸血鬼、妖怪、竜、悪魔、天使、魔王、勇者
etc
なんでもありの、なんでもいるこの世界で、真の幸福を探す。
最終更新:2024-05-04 22:19:11
1714134文字
会話率:49%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 13:04:24
1147825文字
会話率:50%
色々あって俺は旅行先のピサの斜塔から落ちた。バカみたいな死に方に呆れる。なかなか落ち切らないので、思い切って目を開けると、そこは当然イタリアだった。ただし1301年の。 ー ー ー
大公の甥とかいう、ハンサムな伯爵に生まれ変われたみたい
だ!不便も多いけど第二の人生にしては悪くない。お金には不自由しないがトマトがないのは悔やまれる。 ー ー ー
そんなある日、街の有力者カプレーティ卿が相談しにきた。姪ロザリナがロミオというストーカーに悩まされていると。
そうだ、ここはロミオとジュリエットの世界だったんだ。このままだと二人とも周りを巻き込んで無理心中するはず。でも詳細はわからない。せっかく学園祭でロミジュリやるはずだったのに、大道具だから台本読んでなかったし。ー ー ー
とにかく俺、有馬晴樹改めパウロ・デッラ・スカラは、ジュリエットが道を踏みはずさないように、出会う前から頑張ります。俺がカプレーティ家に婿入りする予定だったから、このままだといかにも巻き込まれそうだ。それに美人のジュリエットのお母さん(26!)が悲しむのは見たくない!
「チート」をしようと自転車や鉛筆の開発に手を出しては失敗、伯爵家の財政は火の車だけど、生意気な13歳少女を導いてあげるくらいなら、劇に登場してない俺にだってできるはず!
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有馬=パウロはわかっていなかった。パウロの正式な称号は「パリス伯爵パウロ・デッラ・スカラ」であることを。そしてパリス伯爵は劇でかなり可哀想な役割が振られていることを。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実際にロミオの家とジュリエットの家の間の争点だった「叙任権闘争」をバックに、不穏な14世紀イタリアの貴族社会で右往左往する高校生を描く。劇と同時代に生きたダンテやマルコ・ポーロも登場予定。恋愛要素は13話から。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 11:00:00
85006文字
会話率:45%
アリア神という神が作ったとされる世界”メルーザ”
そこに5000年もの間大国として君臨するヤマト帝国の没落貴族のさらに落ちこぼれとして生まれた『タカマツ トウマ』
剣術も勉学もてんでダメ。魔法も魔力量に伸び代はあるが、上手に使えるのは結
界魔法のみ。
そんなトウマと親友である『モミジ』と『コウ』
彼らはそれぞれの夢のため日々研鑽し合う中だった。
ある時、三人がちょっとした冒険をしたことによりトウマに課せられていた重すぎる運命の歯車が回り始めた。
彼を取り巻く残酷な現実は、徐々に彼と彼の周りを蝕むことになる。
ーーーーーー”落ちこぼれ”のトウマの縁の旅が始まるーーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 16:28:58
34803文字
会話率:49%
かつて魔法、剣術、体術すべてを世界トップクラスの当主が率いる鬼龍院家一族がいた。
鮮血の一族と呼ばれ一族が住んでいた和光帝国の300年に起こったすべての侵略戦争、防衛戦争に関わり多大なる活躍をしていた。
和光帝国以外の国の民からは畏怖と恐
怖を和光帝国の民からは尊敬と信頼を集めていた。
だが伯爵家であった鬼龍院家の存在力と発言力が大きくなりすぎ和光帝国を統べる帝ですらも鬼龍院家の意向を無視できなくなっていた。
やはり、そんな鬼龍院家を恨み、嫌うものが和光帝国内でも全貴族の過半数を超えるほどに増えていた。
それでも鬼龍院家の力は衰えず繁栄の一途を辿っていたが一族の血の流出に加えて当主がある呪いに侵された。
呪いの名は破魔の呪い。
呪いをかけられた人間は魔力を体の外から吸収し体内で外から吸収した魔力を自分が魔法を使うための心魔に変換することが出来なくなる。
それによって魔法を打つことは愚か身体強化して戦うことも出来なくなった。
呪いをかけられた19歳だった当主も今代の自分だけにかけられた呪いだと思うが破魔の呪いは24歳になってできた子供にも受け継がれ、今まで戦場を常に渡り歩くことはできなくなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 00:00:00
310文字
会話率:0%
異世界転生、、、
この言葉が夢に溢れ、人々が憧れ想像する、そうなったのはいつだろうか?
チート、ハーレム、魔法、身分。
そんなことばかりが異世界転生という言葉と一緒に人々に広がっていく。
だが、、、この異世界転生という言葉には必ずつい
て回るものがある。
法がしっかりしていない。
命の価値が軽い。
身分によって苦しむ。
俺が異世界転生という夢を追う馬鹿だったらどれだけ良かっただろう。
俺は異世界転生のライトノベルを読むとこんな事をどうしても考えてしまう。
主人公になれるのは努力し諦めない一握りの人間。
一万人に一人、いや一億人に一人きっとそんなレベルだろう。
そして、適当に生きて適当に勉強して上でも下でもない中を常に取ってきた俺は異世界転生しても結局、主人公の隣りにいるモブA、いや村人Aだろう。
そう思っていた俺が死に異世界転生したのは、、、
案の定、俺が転生したのは王族でもなく貴族でもなく魔物でもなく村人だ。
適当に生きる俺だったが幼馴染に強制的に村から連れ出され今ここに俺と彼の物語が始まるらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 00:00:00
92304文字
会話率:37%
ルメーク社会主義人民王国――本来ならば両立することがない君主制と共産主義が融合し、党と国王の指導の下に発展する王制共産主義国家は、危機に陥っていた。
体制内に未だ残る植民地時代の旧貴族ら右派勢力、立場を利用して私腹を肥やす腐敗した党官僚(
ノーメンクラトゥーラ)、そして王制共産主義に反対し農本主義と融合した極めて原始的な共産主義を掲げる反体制勢力ルメーク赤色前衛革命戦線――通称パデワット・ルージュといった内憂に悩まされ、さらには豊かな土壌を持つルメーク領を狙う周辺諸国の外患にも王国政府は苦悩していた。
ルメーク人民労働党本部付中央規律監査委員会軍事部門のカイン・ロン少佐は党本部より特命を受け、ルメーク王国第三王女のノロドム・ペル・ラヴィ少尉と共に特務部隊『特別脅威偵察群』を率いて『国王と人民の国家』を脅かすこれらの脅威に立ち向かうことになる。
奇妙な同盟の上に成り立つ不安定な王国の未来は、破滅か共存共栄か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 00:00:00
1302文字
会話率:48%
王子アインは、優れた才に恵まれておりながら、王侯貴族にとって必須の能力――魔力をほぼ持たず、無能者として流刑に処されてしまう。
しかし、彼は諦めなかった。
魔力を補うため錬金術などを学んでいた彼は、流刑先で産出される硫黄や硝石から、火
薬を……ひいては、火縄銃を生み出したのである。
これは、追放された王子による復讐譚。
そして、魔力のあるなしによって身分を隔てられていた者たちが、反逆する物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:36:26
7101文字
会話率:20%
公爵令嬢に転生したオディールが得たのは【お天気】スキル。それは天候を操れるチートスキルだったが、王族にはふさわしくないと馬鹿にされ、王子から婚約破棄されて追放される。
元々サラリーマンだったオディールは、窮屈な貴族社会にウンザリしていたの
で、これ幸いと美少女メイドと共に旅に出た。
倒したドラゴンを従えて、広大な砂漠を越えていくオディールだったが、ここに自分たちの街を作ろうとひらめく。
砂漠に【お天気】スキルで雨を降らし、メイドの土魔法で建物を建て、畑を耕し、砂漠は素敵な村へと変わっていく。
うわさを聞き付けた移民者が次々とやってきて、村はやがて花咲き乱れる砂漠の街へと育っていった。
その頃追放した王国では日照りが続き、オディールに頼るべきだとの声が上がる。だが、追放した小娘になど頼れない王子は悪どい手段でオディールに魔の手を伸ばしていく……。
女神に愛された転生令嬢とメイドのスローライフ? お楽しみください。
※以前連載していたものの改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:48:14
208131文字
会話率:37%
貴族が平民を虐げる世界。
騙され徴兵され、あっさり死んだ主人公「カーマ」
長く続くの人間の欲にまみれた争いに飽きていた女神に頼んで世界に変革を起こす力を授かる。
女神の加護をもらったカーマはその力を善のために使えるのか、悪のために使うのか
異世界ではなく自分の勝手知ったる世界に転生し、世界改革を起こすファンタジー物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 15:19:13
15878文字
会話率:55%
スキル検査でS級判定を受けたルート。
最強パーティからスカウト→紅一点のアイドルと深い仲に。
と順風満帆な転生ライフを送っていた。
しかし能力が『体液から消しゴムを作るスキル』だと判明するなりパーティから追放されてしまう。
時を同じくし
て、彼と同様S級判定を受けたエレーナも能力が見つからず、パーティから追放されていた。
向かい合った酒場から同じ時間に蹴り出された、一文無しの二人。
そんな二人が、道の真ん中で出会(ぶつか)った。
「僕は体液からこれ(消しゴム)、作れるだけなんだ…」
「まって。私がさわったらこれ、オリハルコンになったんだけど」
「……は?」
金貨10枚で田舎なら家が建つ時代。
指先サイズで金貨50枚の値が付くオリハルコンを、彼ら二人だけが無現に生み出せる……
「「組もう」」
これは同じ日、同じ時間に追放されどん底まで落ちた二人が、体液からオリハルコン帝国を築き上げていく”大逆転ブラックラブコメディ・ファンタジー”!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:03:33
21250文字
会話率:35%
ある日、高校生の僕の元へ中世ヨーロッパ風のお嬢様がご転移あそばれた。
お嬢様はどうやらボクシングにご興味があるらしく、必死で止めたが、ジムにまで所属して拳を研鑽したいとおっしゃる。
こんな貴族みたいなお嬢様がどうしてボクシングを?
奴隷が戦
っているのはおもしろいですわー、ならわかるけど。
え?どうして幼なじみのアイツとスパーリングすることになったんスか?
まぁいいけど。よくないけど。
異世界転移してきた悪役令嬢と蔑まれた貴族の娘が、拳ひとつで成り上がっていくファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:14:19
80089文字
会話率:61%
ノエイン・アールクヴィストは性格がひねくれている。
大貴族の妾の子として生まれ、成人するとともに辺境の領地と底辺爵位を押しつけられて実家との縁を切られた彼は考えた。
「あのクソ親よりも立派な領主になって、愛に溢れた生涯を送ってやろう」と
。
領民を愛し、領民から愛されるよう貴族としての責務を果たそう。
隣人領主たちと友好を結び、共存共栄を目指そう。
これはちょっぴり歪んだ気質を持つ青年が、自分なりに幸福になろうと人生を進む物語。
※カクヨム様、アルファポリス様にも掲載させていただいています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:00:00
1849542文字
会話率:45%
魔力だけは大量にある。それなのに魔法を使うことが一切できない。
そんな歪な能力を授けられて異世界へと転移したリオは、魔力を注ぐことで起動する鉄の人形「ゴーレム」に自身の力を活かす道を見出す。
行き着いたのはとある王国の端の貧乏貴族領。
臨むのは辺境の開拓。
リオはゴーレムの軍団を従えて、異世界の片隅を少しずつ変えていく。
※6話目くらいから大きくお話が動きます
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しています
【日間ファンタジー異世界転生/転移ランキング入りしました!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 18:10:51
190935文字
会話率:33%
異世界の「王国」に転生した日本の大学生、「俺」ことヒロ。臨死体験をしたせいで、「幽霊が見える、会話ができる」体質に。
幽霊と契約しては仲間にし、「死霊術師」と呼ばれる日々。うちひとりから断絶した家の再興を頼まれて、王国貴族の一員に。
人の縁と転生ボーナスのおかげで生き残り、王都で「公達」デビューを果たしたけれど……?
いまの立場は「正五位上・男爵・近衛中将(中隊長)」ヒロ・ド・カレワラ。
どことなく平安朝に似たところもある「王都」で、歌に生き、恋に生き、宮廷の陰謀をかいくぐる日々。
「でもないのよね。貴族ってのは、一面では官僚なんだから」と「祖父」の幽霊。
貴族仲間に役所の同僚、王侯将相・街場の人々、そして幽霊。
さまざまな人との交流の日々を綴ります。
第一章は、転生した田舎の村から新都までの旅の記録です。
第二章は、新都で入学した「学園」での生活。
第三章は、「北賊」との戦争の話です。
第四章は、王都で貴族デビューすべく、西へ向かう旅の話。
第五章以降は、若手貴族・官僚生活の話。
いただいた感想に対する返信、再開してみます。展開予想だけはどうかご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 11:50:00
4386549文字
会話率:29%
田舎貴族のセオドア(テディ)・ウォール伯爵は、社交界で華々しく生きるより、田舎の領地で慎ましく生活したいと願っている青年。社交界デビューをする妹のためにどうしても断れなかったクレッシェンド侯爵の夜会で、悪役令嬢クローディア・バーデン公爵令
嬢に出会ってしまった。
クローディアはエルトリンゲン王太子の許嫁であったが、王子は身分差のある平民のナターシャ嬢に好意をもっており、焦りを感じたクローディアはテディに王子のハートを射止めるために手を貸すように強要される。
妹のために嫌々手伝っていたテディであったが、手伝ううちにクローディアの可愛いところがあることを知って、「お前、あんなクソ王子なんかやめて、俺にしろよ!」とつい口説いてしまった。「あなたのような貧乏貴族がこのわたくしを口説くなんて、100年早いわ!」「獅子がネズミに恋をしますか!」と言っていたのに、最後は「大好き」と言って落ちてしまった。
うっかり悪役令嬢を恋に落としてしまったテディは、彼女を王妃にするために働くことになり……。
うっかり悪役令嬢を落としてしまったやる気なし青年の立志伝。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:59:50
200748文字
会話率:44%
貴族の夜会。
それは家同士の状況を探り合うひりついた場であると同時に、素敵な異性を探す場所でもある。……あそこに見える、ご飯を口いっぱいに突っ込んでいる人は例外でしょうけどね。
ゴホン……そう、そして私はプロの『破局屋』オリザ。望まぬ婚約
を破談させるのが仕事の私にとって、この場所はライバルとも戦友とも言える存在。……あの料理そんなに美味しいの?仕方ないわね、後で食べに行こうかしら。
ゴハン……そう、しかし私はただの平民。本当ならこんな所に来ることの出来る人間ではない。私が何故ここにいるのか、その理由を知るには一週間前まで遡さかのぼらなければならない。……これ、おいひいわね。ちょ、おはわり!ねえ、おはわりってば!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 07:10:00
3314文字
会話率:30%
現在私の婚約者であるルドルフ公爵は、もう八人もの女性に対して婚約破棄を行っている。自ら開催するパーティーに知り合いの貴族を沢山呼び、彼等に婚約破棄を見せつけるのが好きなのだとか。本当に最低なやつだ。そして私、ミュリエもこれからその被害者に仲
間入りする予定だ。なぜなら今、ルドルフ公爵の主催するパーティーの真っ最中。つまり、私は今日婚約破棄をされるのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 07:10:00
2081文字
会話率:45%
婚約破棄――それはあまりにも愚かな行為だ。
家同士の戦略婚、貴族間の秩序、守りぬかれた伝統。それを個人のどうでもいい理由、例えば「真実の愛を見つけたから」だとか「相手が性悪だから」だなんてどうでもいい理由で断るなどあってはならない。
だ
からこそあえて言おう。
「私、オリビエ・ビクターはそこにいるハロルド・ガルシアとの婚約破棄を宣言する!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 07:10:00
1348文字
会話率:45%
しがいないフリーターである葛城勇はある日交通事故に巻き込まれて異世界転移してしまった。
転生した世界は、争いが絶えない世界であった。そんな世界の貴族の子に転生した葛城は、刺激を求め軍学校に入校、そこで自らの才能を発揮し出世していくのだった、
、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 18:26:26
4224文字
会話率:20%